〔読書〕課長の時間術

〔読書〕課長の時間術

とりあえず、課長をやっておりますので買ってみました。

まず、この本の想定している「課長」は、かなり大きい企業の課長のようです。部下が数名~10名いて、部長の上にも役員がいるという感じ。そのなかでのリーダーシップ・フォロワーシップを「時間」という視点から説いています。

しかし、中小企業で主に一人で仕事することが多い私にも、役に立つTIPSがいくつもありました。

この本で何度も述べられているのが「全ての仕事の内の重要な2割が、8割の成果を上げる」ということ。これ自体はよく「2-8の法則」とか「パレートの法則」などと言われるロジックです。しかし、「課長の仕事は、その2割を見極めて、集中して取り組むこと(部下にも取り組ませること)」と言われてハッとしました。

ついつい目の前の「タスク」の消化に夢中になって「ジョブ」を見極められてないな…という反省。

次にその「2割」の見極め方として、著者は「緊急⇔緊急でない」「重要⇔重要でない」の2軸で4象限に仕事を切り分けることを提案します。「緊急・重要」はチーム全力で最速で取り組む仕事(クレーム対応など)。「緊急・重要でない」は、部下にやらせる仕事(定例レポートなど)。「緊急でない・重要でない」は、削減する仕事。そして「緊急でない・重要」な仕事の中に、2割の仕事が隠れているというのです。

これは役に立ちそう!この視点で、自分の仕事を切り分けてみようと思います。

その他にも、「部下の仕事の締め切り確認だけでなく、着手日を確認せよ」と言う項目では、まず自分のこととして、ドキリとしちゃいます。

これから課長になるべき部下にも読ませてみようと思いました。

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