山伏の暮らしをのぞいてみた

山伏の暮らしをのぞいてみた 

お盆です。お墓参りです。

郷里へのドライブのついでに、英彦山に足を伸ばしました。

昔はよく登ってたなぁ…

今回は、山伏がどの様な生活をしていたかを今に伝える「財蔵坊」を訪ねます。

「坊」とは、山伏の宿舎のこと。修行から帰ってきた山伏の生活の場です。

山の中腹だけあって気温はやや低いものの、坂道が堪える…5分ほど歩くと、見えてきました。

規模としては当時の中くらいの大きさだったと言うことですが、現在そのままの形で残っているのはここだけとのこと。

神棚の大きさが、修験道の盛んな当時を偲ばせます。
部屋は合計で10間ほど。半二階は、物置と養蚕に使われていた模様。
これだけの部屋数ですから、多くの山伏が住んでいたのでしょう。その食事を提供する台所は?

この竃は、「御前くど」と言ってサブ的な物だったようです。奥の竹床は、水はけを良くして釜や鍋を乾かす場だったとのこと。

かまどには、夏でもちゃんと火が入ってる。天井をいぶす役割もあるから。

藁葺きには、すでに「木」といっていい植物が生えています。本当は葺き替えないといけないのだけど、結構な費用がかかってしまうとか。

風がすずしいなぁ。

手水鉢にハート型の葉っぱが♪

色んな説明を、ボランティアの方にしていただきました。

土日のみここを開けて観光客に説明を行い、デジカメで写真を撮ってブログを更新しているそうです!施設の維持清掃活動にも数名で取り組まれているとのこと。「ここではクーラーどころか、扇風機もいらないんですよー」とは、うらやましい!

暑さを忘れるひとときでした。

財蔵坊

福岡県田川郡添田町英彦山1249

TEL 0947-85-0558

〈一般公開〉毎週土、日
開館時間 10:00~15:00

Category(s): あそぶ, たびする

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