商売のいろは 第0回 「商売とは何か」

商売のいろは 第0回 「商売とは何か」皆さん、商売してますか?

「自分はサラリーマンだから…」と言う方、あなたの勤めている会社は商売をしていないでしょうか?「プログラムやデザインをしているから、労働の対価だけ報酬としてもらっている」と言う方、あなたの制作したプロダクツやサイトの先に、商取引は発生してないでしょうか…?

また、どんな人間も「消費」をする限りにおいて、商売の対象となります。
商売の「仕組み」を知っておいて損はありません。

ここでは、極々基本の「商売のいろは」を通して、直接商売の現場に携わっていない人こそに仕組みを知っていただこうと思います。元々は、「水曜どうしよう」というイベントで、IT技術者が実際の商売のことをよく知らないという話を聞いて何かお話しできれば良いなと思ったのがスタートです。まずはこのサイトで言葉にして、いつかお話しできればと思います。

予定として、”商売のいろはの「い」”で売り上げに関する話を、”商売のいろはの「ろ」”で粗利に関する話を、”商売のいろはの「は」”で利益に関する話をします。

それでは第0回、「商売とは何か」。

「商売」…この言葉にどんなイメージをお持ちですか?

「うさんくさい」「騙される」「えげつない」…そんな感じを受けている方はいませんか?…大丈夫。もともと商売はそういうものでした。

昔は情報が伝わるスピードがきわめて遅く、ある土地で貴重な物が別の土地では豊富に有ったとしても、それを知る手段がありませんでした。「商人」と呼ばれる人があちらこちらを旅して、安く仕入れて高く売る。その差額が利益となるのは今も昔も変わりません。ただ、昔はその差が巨額になることもしばしば。「無知は罪」。ゆえに商売人は、いやしき職業として殊更おとしめられた時代もありました。

しかし今や情報化社会。消費者は「少しでも安い物」「少しでも良い物」の情報を常に集めています。「この商品(サービス)になら、この代金を払っていい」…利益が「騙し」ではなく「満足」の対価となる時代なのです。

つまり、健全な商売の積み重ねは、「幸せ」の積み重ね。そう考えれば、「商売」も身近な物になるのではないでしょうか。

それでは、また。

次回 商売のいろはの「い」 第1回「売り上げの因数分解」

Category(s): おもったこと

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