今日も気になった一言を、Wikipediaさんに聞いてみました。
「打ち歩詰め」ご存じですか?将棋における「禁手」の一つで、持ち駒の歩を盤上に打つことで相手の玉将を詰めることです。これをやると反則負けになります。他の駒だったら何でも良いのに、「歩」だけダメ。盤面に既にある歩を前に進めて詰める「突き歩詰め」はオッケーなのに、なんで「打ち歩詰め」はダメなの?Wikipediaさんに聞いてみよう。
打ち歩詰めが禁じ手となったのがいつのことかは、明らかになっていない。初代大橋宗桂が1602年に献上したとされる詰将棋『象戯造物』に打ち歩詰め回避の問題が含まれているため、少なくともそれ以前には成立していたということになる。
ふむふむ、成立の経緯は謎なんですね…
なお、「打ち歩詰めが禁じ手となった理由は最下級の兵士(=歩兵)が大将の首を取るなどまかりならないとされたためである」という俗説があるが、その説の裏付けとなる資料・文献等は無く、真偽のほどは定かではない。
俗説しか無いのかー。しかしそれだと、「突き歩詰め」もダメなんじゃ…?
戦国時代に将兵が寝返って主を討つというのは有りだが、最下級の兵士が寝返って主を討つというのはないとされたため、打ち歩詰めのみが禁じ手になったという説がある。
なるほど!しかしこれ、こじつけっぽいですねw
成立の経緯は分からないんですけど、このルールによって、終盤で「歩じゃだめなんだ…後一駒足りないっ!」というようなエキサイティングな局面が増えることになったわけですから、将棋の奥深さを増した功績があるわけですねー。
実戦ではまず発生しないが、持ち駒の歩を打って相手玉をステイルメイトの状態にする場合が打ち歩詰めに含まれるかどうかについては、正式な見解は出されていない
んん…?「ステイルメイト」って…何?突然将棋用語らしからぬ横文字が出てきて混乱する僕。もちろん、Wikipediaさんに聞くしかない!
ステイルメイト (stalemate) とは、チェス用語の一つ。「ステイル・メイト」や「ステールメイト」と表記される場合もある。双方のキングを自殺に追い込む事を禁止したルールであり、その背景にはキリスト教の影響があると言われている[1]。
チェスの用語だったんですね!ところで、自殺…?穏やかじゃないですね。
次の三つの条件が全部そろった時が、対戦相手によって「ステイルメイトされた」状態に該当する。
- 自分の手番である。
- 相手にチェックはされていない。
- 合法手がない。つまり、反則にならずに次に動かせる駒が一つもない。
うーん…分かりにくい。さっきの「自殺」という言葉と照らし合わすと、打つ駒が全くなくて(チェスの場合は持ち駒は無いけど)、どの駒を動かしても王様が敵に取られる(つまり自殺)状態ということらしい。
駒がどんどん減っていくチェスでは、「ステイルメイト」の状態になることも有るようです。将棋では、圧倒的な実力差があって、かつ強い方が詰ましに行かない(いたぶっている)時にしか発生しないため、想定していないのでしょう。
コンピュータと将棋して、圧勝したときにいたぶる事、ありません?僕はしょっちゅうですwその時になりますね、ステイルメイト。
ステイルメイトは、王手(チェック)されていないという点でチェックメイトとは異なっている。しかし次の手を指すことができず、そのままではゲームを継続することができない。そのため、ルール上に何らかの対処が必要となる。今日のチェスでは、引き分けになると規定されている。
圧勝に思える「ステイルメイト」、なんとチェスでは「引き分け」なんですって!!これが今日の驚きポイント。
ステイルメイトを引き分けと規定することで、駒がキングとポーンだけになっても簡単には決着がつかない局面が増えた。同時に逆転の可能性も高まり、(特に戦力が僅差の場合)劣勢の側にも絶妙手や驚くような戦略が多数発見された。
なるほど、「打ち歩詰め」も「ステイルメイト」もゲームを面白くするためのルールだったのですね。勉強になりました。