先日社内の勉強会で恐れ多くも講師役を仰せつかりまして、後輩社員たちに向けて放った質問が上記のタイトル。
皆さんお分かりになりましたか?
僕の答えは「一分前にスタートする」。
その講義のタイトルは「スピードが遅いと言われないための仕事術」だったわけですが、スピードとひとえにいっても大きく二つの意味があるわけです。
それは「速さ」と「早さ」。
fast⇄slowと、early⇄lateと言ってもいい。
どっちを向上させる方が効果が出やすいですかと言えば、それは後者の方です。
つまり、すぐやる。後回しにしない事で仕事のスピードはぐんと上がります。
とは言っても、「他にやることがあるから新しく入ってきた仕事は後回しにせざるを得ない」ってこと、ありますよねぇ。
わかります。でもね、仕事中暇な時間なんか殆どありません。特に我々の会社は小売業なわけですが、お客様はどんどんやってきますから、通常の業務を優先させていてはずーーーーーっと新しい仕事に手は着けられないわけです。
初めてやること、いつもやってない仕事は後回しにする気持ちが、優先順位を決めさせているんです。現状維持バイアスってやつです。
だから、初めてのことこそ先にやらなければいけない。先にやることで、今までのルーチン業務を劇的に効率化させる方法が見つかるかもしれない。新しい視点を獲得するかもしれない。
そのためには、今までの業務を効率化しないといけません。そのために、
やらなくていいことはやらない
後に伸ばせることは伸ばす(矛盾するようですが…要は優先順位の問題)
人にやってもらう
特に最後の点、「自分にしかできない仕事」を抱えていると、新しいことに手を着ける時間がなくなります。他人にやってもらうためには、自分の仕事を説明する能力も求められます。
次回は、期限のある仕事の進め方についての講義内容を書きます。
では。